所沢理科数学向上セミナー(インターネット学習と対面指導に対応した塾) の日記
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コツをつかんだなと思う瞬間
2014.11.01
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久々の更新になります。
先日まで、指導している学校で中間試験がありました。成績でクラス分けのある
学校であるため、1学期から2学期にかけ生徒のメンバーが変わりました。新しく
私のクラスに来た人もいれば、成績が上がり私のクラスから去った人もいます。
定期試験直前になると、普段は質問に来ない生徒も質問に来ることがあります。
そんな中、成績が上がり私のクラスから去った3人の生徒から化学の質問を
受けました。(彼ら3人は、1学期の中間試験では学年の平均点の半分にも及ば
ない生徒でした。ところが、1学期の期末試験で大幅に上がり、それが評価され
上のクラスに移ることになりました。)
彼らの質問を聞き、彼らは随分良い意味で変わったな、と感心しました。昔は
質問ばかりだった生徒が、1問質問した後、「じゃぁ、この問題はこう考えれば
良いわけですね」と確認を取れるようになったのです。話を集中して聞き、別の
事柄を推察できる能力が短い間に身に着いたということです。
一番はじめの段階は、どんな質問をすればよいかすらわからないものです。
しかし、次の段階になると質問ができるようになり、さらに次の段階では考え
ながら質問をできるようになるわけです。「授業を聞いても何かさっぱりわか
らない」と言う生徒もいますが、授業態度を見ると、途中の肝心な話の所で
舟を漕いでいたり、板書がいい加減だったりします。そんないい加減な気持ちで
聞いていては、理解は難しいと思います。授業を漫然と聞くのではなく、次に
どんな話をするのだろうと推測しながら話を聞けるようになると、より良く授業
内容を理解できるようになるでしょう。